【読書感想文】堀江貴文著『多動力』を読んで思ったこと

流行したのは一昔前だと思うが、先日ホリエモンの多動力をメルカリで購入して読んでみたところ、感銘を受ける箇所が多かったので記録としてブログに残すことにした。

一言で感想を述べると「まさにその通り!バイブルとしてこれからの生き方の指標にしたい!」
という感じ。

もちろん、ホリエモンだからこそできることも多くあり、全てが全てすぐに真似できることではないけど、「Just do it」の言葉通り、つべこべ考えてないでやればいいんだろうな、ということが多かった。

激しく同意すること

実際に会社員生活において、「時間を奪うやつだらけ」だし、そういう奴らにうんざりしていた。

こちらは会議中、予定表を見ればそれはすぐにわかるはずなのにいきなり電話をかけて来たりする。
その電話をスルーすると「忙しい?電話折り返し欲しいんですけど」とか「至急折り返しして」みたいなラインを送ってきたり。

何かと思って電話をしてみたら、向こうにとっての至急でもこちらにしたら大した用事でもなく、無駄に数分話を聞くだけだったりする。

上司からの指導の内容も「時間を奪う行為をしろ」というようなものが多かった。

多動力の本の中にドンピシャな例が書いてあったが、「メールの文章のだけでは伝わらないから、メールを送った後には電話をしろ」というのは何度も言われたし、それ以外でもとにかく「会って話せ」「まずは1時間の会議予定を入れろ」「メールやラインだけで済ませるな」ということを繰り返し言われた。

その上司はみんなに頼られて「仕事が出来るキャラ」になってたけど、自他共に認めるワーカーホリックで、仕事以外には居場所がなさそうで、正直、あぁはなりたくない。

困ったことに、職場の多くの人が「自分が相手の時間を奪うことをしている」ということに気づいておらず、言われた通りの“会社の常識”に従わない私が「困ったちゃん」だと思っている。

ホリエモンの多動力があれだけ話題になりベストセラーになったのだから、もう少し世の中の職場にもこの考えが浸透していいと思うのだが…なぜこんな状況のままなのか…

失敗を恐れて、「計画を立ててばかり、計画を立てるための会議ばかりしていて何も生んでいない」というのもドンピシャだ。どこかから見てるのかと思うくらい当たってる。

ということは、どこの会社もきっと同じなんだろうなと思う。無駄な会議ばかりやって、検討しては変更し、また検討しての繰り返して、いつまで経っても実行しない。

それで「生産性をあげる」とか「効率よく働く」とかいう標語ばかり掲げている。


勝手に、ホリエモンに気持ちを代弁してもらったような気になり、「あぁ、スッキリした」と思えるような本だった。

ちょっと分からなかったこと

本の中で、超絶な量・質のプロジェクトをリズミカルにこなしていくためのポイントで、レスポンスの速さを挙げていた。
「返す必要のあるメールやラインにはすぐに返信をし、滞らせない」ということだったが、果たして、即レスできることだけしか連絡が来ないなんてことはあるのか?と思った。

実務の中では、例えば要点を3つにまとめて、それぞれのポイントについて返信を求めてくるようなメールが来ることもあるだろう。その場合、なかなか即レスは難しかったりしないのか。

更にそのうちの一つが、確認を要するものだった場合は「確認がいるので時間がかかる」旨を即レスするということか?それは確かに即レスにはなるけど、滞らせることになってしまってないのか?

私の場合は、自分の実務上は上記のような状況が発生する。
その場合どうすればいいのか、今のところはよくわかっていない。

本の中で「仕事を選ぶ」という章があり、仕事は断った方がいいということが書いてあったので、「即レスできないようなメールは返さない。」と決めてしまえばいいだけなのかもしれない。

ただ、それが今の自分にはあまり現実的とは思えない。
今の職場で日々やりとりをする中で、次から次にシカトするわけにもいかない。

自分のところで渋滞させないようにするために、誰かに振るとか、次行程の人に回してしまうというのも手かもしれない。

この対応の仕方の自分なりの答えを見つけたい。

コメント

タイトルとURLをコピーしました